アドミッション・ポリシー

学部・学科共通 アドミッション・ポリシー

I.教育目的・人材育成目標
「力強き職能人、人類文化の発展向上に役立つ有為な女性」としての能力を有し、「現代社会における新しい日本の女性像」にふさわしい人材の育成
II.求める学生像
  1. 自分を取り巻く人・物・環境に対して感謝の心(学園訓「親切」)を持っていける人
  2. 家庭や社会で活躍するために必要な高い能力や教養を身につける中で、「現代社会における新しい日本の女性像」とは何かを自ら探求できる人

学部・学科・専攻が求める学生像

健康科学部 健康栄養学科・看護学科

名古屋女子大学は、長年にわたり学園訓「親切」を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身に付け、真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成してきている。これらの教育目的を達成するため、健康科学部は、健康栄養学科および看護学科の2学科を設置し、人々の健康の維持・増進、疾病の予防・治療に食領域、そして看護領域から貢献できる知識と技術を身につけられるよう教育している。健康栄養学科では、人々の健康の維持・増進、疾病の予防・治療について食領域の立場から追究し、科学的根拠に基づいて実践できる専門知識や技能を有する管理栄養士を育成している。看護学科では、『人』『いのち』『健康』『生活』『看護』に関心を持ち、生命の尊厳や人の価値観を理解し、人を尊重できる「感性と倫理観を持つ人間力」と、科学的根拠に基づき、関連学術分野との連携・融合した実践ができる「的確な看護実践力」を育成している。両学科とも、自立した女性であり、同時に、学科のもつ専門的職業人として社会貢献をしたいと願う人材を求めている。

健康栄養学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    人々の健康の維持・増進、疾病の予防・治療に対し、医療職と連携し、食の領域から寄与し、科学的根拠に基づいた実践ができる専門知識と技能、特に医療系職能を身に付け社会貢献したい人を求め、4年間の学修の成果として管理栄養士の資格を有し、その分野で活躍できる人材の育成を目的としている。
  2. 求める学生像

    1. 知識・技能:食物や栄養に関する知識や技能の基礎として、高等学校での学習科目のうち化学や生物を中心に幅広く履修し十分な基礎学力を持つ人。
    2. 思考・判断・表現:人の意見を聞き正確に理解し、自分の意見や考えを的確に表現し伝えることができる人。
    3. 主体性・多様性・協働性:食物や栄養に関する事柄に関心を持ち、人々の健康増進や疾病予防について専門知識を身に付け社会貢献できるコミュニケーション能力を高めることを目指す人。4年間の学修の成果として管理栄養士の資格を得て、管理栄養士や栄養教諭など専門を生かした職業を目指す人。

看護学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    学園訓「親切」の下、『人』『いのち』『健康』『生活』『看護』に関心を持ち、生命の尊厳や人の価値観を理解し、人を尊重できる「感性と倫理観を持つ人間力」と、科学的根拠に基づき、関連学術分野との連携に融合した実践ができる「的確な看護実践力」を持った看護専門職者を育成する。したがって、本学の建学の精神「親切」ならびに本学の教育理念を理解し、看護の実践者・研究者・教育者として、社会に貢献できる人材の育成を目的としている。
  2. 求める学生像

    1. 看護学に関する知識や技術の基礎として、高等学校の学習科目のうち化学や生物を中心として幅広く履修し、看護学を学ぶための高等学校卒業レベルの基礎学力を持つ人。
    2. 人の意見を聞き正確に理解し、自分の意見や考えを的確に表現できる人。
    3. 看護学に関する事柄に関心を持ち続け、他者を理解し、協調する姿勢を身に付け、社会貢献できるコミュニケーション能力を高めることを目指す人。
    4. 4年間の学修の成果を実践し、看護師、保健師、助産師など専門を生かした職業を目指す人。
    5. 人を取り巻くさまざまな現象に疑問を持ち、主体的に学ぶ姿勢を持っている人。

医療科学部 理学療法学科・作業療法学科

名古屋女子大学は、長年にわたり学園訓「親切」を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身につけ、真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成してきている。これらの教育目的を達成するため、医療科学部は、理学療法学科・作業療法学科の2学科を設置し、保健・医療・福祉分野において、重要な役割を担い、地域住民の生命と健康を守り、かつ、生涯にわたって継続的に学習する意欲を持ち続ける専門医療技術者(理学療法士と作業療法士)を養成する。理学療法学科では、自分らしい健康的な生活を願う人々とともに歩み支援する理学療法士を目指したいと考えている人材を、また、作業療法学科では「生活障害」によってやりたいことができなくなってしまった人々に寄り添い、再び健康で幸福なその人らしい生活を取り戻すことができる医療専門職である作業療法士を目指したいと考えている人を求めている。

理学療法学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    高い倫理観と教養を身に付けた力強い職能人の理学療法士として「心身機能・身体構造、活動と参加」の障害や背景因子を含む生活障害を有している対象者に対し、科学的根拠に基づく理学療法を用いて、障害予防と障害の改善を含む健康増進を目指した支援を実践し、社会に貢献できる人材の育成を目的としている。

  2. 求める学生像

    1. 対象者から信頼される共感的な態度、誠実さ、ともに歩んでいくという思いを持つ人。
    2. 健康および障害の予防の大切さに興味を持ち、学びを深めたいと思う人。
    3. 保健医療福祉のチームの一員として、協調性を持ち責任ある行動がとれる人。
    4. 真実を追求する探究心を持ち、生涯にわたり自己研鑽する姿勢のある人。
    5. 高校までの学びの基本的知識を備え、理学療法の専門性を追求する意欲のある人。

作業療法学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    高い倫理観と教養を身に付けた力強い職能人の作業療法士として、常に専門的な知識と技術を高める自己研鑽を惜しまず「心身機能・身体構造、活動と参加」の障害や背景因子を含む生活障害を有している対象者に対し、作業療法を用いて障害予防と障害の改善を含む健康増進を目指した支援を実践し、対象者のwell-beingを図る視点で生活の質の向上に社会貢献できる人材の育成を目的としている。

  2. 求める学生像

    1. 豊かな感受性と人を思いやる心を持ち、人のつらさや喜びに共感できる人。
    2. 自分の意思を伝え、他者の考えに耳を傾け、協調できる人。
    3. 常に探究心を持ち、主体的に学び続けられる人。
    4. 作業療法の学びに必要な基礎的学力を有し、入学後も積極的に学ぶ意思のある人。
    5. 自立した職能人として社会に貢献するため、自己研鑽できる人。

家政学部 生活環境学科

名古屋女子大学は、長年にわたり学園の信条である「親切」を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身につけ、真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成してきている。これらの教育目的を達成するため、家政学部は、日常生活を総合的に捉え、学科が示す、衣・食・住等の家政学全般に関わる専門知識や技術が身につけられるよう、そして、自立した女性であり、同時に、専門的職業人として社会貢献をしたいと願う人材を求めている。

生活環境学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    循環型社会における生活のあり方を探究し、衣・食・住・ビジネス・情報環境に関する専門知識や技術を有する人材の育成を行っている。
    1. 住分野では、住環境における専門家として活躍できる人材。
    2. 衣分野では、人間に最も近い環境として被服を捉え、アパレル業界等のスペシャリストとして活躍できる人材。
    3. 食分野では外食産業界等で活かせる感性、技術および企画力を身に付けたフードコーディネーターやフードスペシャリストとして活躍できる人材。
    4. ビジネス・情報分野では、金融・一般企業で活かせる簿記能力と情報処理能力を身に付けたキャリアウーマンやファイナンシャル・プランニング技能士として活躍できる人材。
    5. 家政学全般に関わる知識や技術を備えた中学校・高等学校の家庭科教員として活躍できる人材。
  2. 求める学生像

    1. 知識・技能:家政学は幅広い知識を基礎としているため、高等学校では英語、国語、社会、数学、理科など多様な科目を幅広く履修した十分な基礎学力をもつ人。
    2. 思考力・判断力・表現力:物事を多面的に捉え、人の意見を正確に理解し、自らの意見を持ち、自分の考えを的確に表現し、伝えることができる人。
    3. 主体性・多様性・協働性:循環型社会における生活のあり方、住環境、衣環境、食環境、ビジネスや情報環境を理解することに意欲や関心を持つ人、家政学全般に関わる専門知識や技術(技能)を身に付け、家庭科教員を目指す人。

児童教育学部 児童教育学科

名古屋女子大学は、長年にわたり学園の信条である「親切」を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身につけ、真の男女平等の実現を目指し、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成してきている。これらの教育目的を達成するため、児童教育学部は児童教育学科を設置し、教育・保育の分野における専門知識や実践力が身につけられるよう教育している。豊かな人間性や社会性を基盤としたコミュニケーション能力を活かし、教育や保育の分野における深い専門的見識と時代の変化に対応できる優れた実践力を身につけたい人材を求める。

児童教育学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    子どもに関わる社会的・教育的・保育的背景を広く学び、教育・保育の理論と時代の変化に対応できるコミュニケーション力や実践力を身に付け、高い教養と専門性をもって、社会に貢献できる専門的職能人としての教育者・保育者(幼稚園教諭・小学校教諭・中学校教諭・保育士)の育成を目的としている。教育・保育に関わる専門的な知識や技能に加えて、豊かな人間性や社会性を身に付け、高度な指導力や地域貢献力を備えた教育者・保育者を育成する。
  2. 求める学生像

    1. 知識・技能:高等学校での授業科目を幅広く履修し、教育と保育の領域における専門知識や技能の基盤となる基礎学力を持つ人。
    2. 思考力・判断力・表現力:柔軟で多面的・論理的な思考に基づく確かな判断力を備え、自らの意見を適確に伝えるコミュニケーション力を有する人。
    3. 主体性・多様性・協働性:教育・保育の分野に深い関心を持ち、多様な他者と協働しながら主体性に行動できる教育者・保育者を目指す人。

短期大学部 生活学科・保育学科

短期大学部では、「学園の信条である『親切』を根幹として、個々の人格を陶治し、かつ高い教養を身に纏った、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成する」ことを踏まえ、深い専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を養うと共に、高い教養と高潔な品格を身に付けた良き社会人を育成することを教育目的としている。この教育目的を達成するため、生活学科と保育学科の2学科を設置し、生活学または保育学の専門的な知識・技能とともに、日常生活に欠かせない諸知識・技能を教授している。そして、学生たちが短期大学部の教育を理解し、「よき家庭人で力強き職能人」を実現するために、諸知識・技能を修得しようという強い意欲を持ち、自主的な姿勢で学習ができる人材を求めている。

  1. 人間・社会・自然における多様な事象に、また他者および異文化について、興味を持ち、主体的に学ぼうという意欲がある人材。
  2. 人間・社会・自然における多様な事象に、また他者および異文化について、理解できるために必要な基礎学力を有している人材。
  3. 自己の考えを、コミュニケーション能力を発揮し、他者に伝えようとする行動力を培おうとしている人材。
生活学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    生活学を理論と実践の両面から探究し、人間生活の知識を習得すると共に、新しい時代に相応しい社会生活の知識を学び、「衣生活・食生活・住生活と情報」についての専門技術を身に付け、創造性豊かで魅力ある人間として、社会で活躍できる人材の育成を教育目的としている。その教育目的を達成するため、人間生活・社会生活の知識、衣食住の生活と情報についての専門的技術を身に付け、かつ創造性豊かで、何事にも真面目に積極的に取り組める人材育成を行っている。
    1. ファッション分野・食分野・情報分野(アパレルデザイン・食生活・コンピュータ)において、また他者および外国文化について、興味を持ち、主体的に学ぼうという意欲があり、ファッション関係・フード関係・情報関係の分野で活躍できる人材。
    2. 人間関係・社会情勢・自然環境における多様な事象に、また他者および外国文化について、理解できるために必要な基礎学力を有する人材。
    3. 自分で創造したことを表現したり、コミュニケーション能力を発揮したりして、他者に伝えようとする行動力のある人材。
  2. 求める学生像

    1. 知識・技能:家庭科および情報科目をはじめ、高等学校での授業科目を幅広く履修し、十分な基礎学力を持つ人。
    2. 思考・判断・表現:多様な情報収集ができた上で、自分の考え・ 意見を作り出し、それを表現できる人。
    3. 主体性・多様性・協働性:
      • 専門的な知識・ 技能の習得のため、関連する資格取得等に目標を置き、合格に向けて意欲的に取り組める人。
      • 地域貢献活動やボランティア活動等に積極的に参加できる人。
      • さまざまな課題等を最後まで取り組み、期日までに作成・ 提出できる人。

保育学科
  1. 教育目的・人材育成目標

    「保育・教育・福祉」の分野について深く専門知識を学び、「命の大切さ、それを守るための優しさ」を体得し、核家族化や地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響など、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭の育成を教育目的としている。その教育目的を達成するため、子どもが好きで、あらゆる人間同士のコミュニケーションを大切に思い、命の尊さを真摯に受け止め、社会や自然に対して真摯な眼差しを持てる人材育成を行っている。
    1. 保育・教育・福祉の分野において、育児・子育て支援をめぐる社会的要因や他者および異文化について興味を持ち、主体的に学ぶ人材。
    2. 心身ともに健康で、音楽・美術など芸術を好み、発想豊かな遊びの心を持った明るい人材。
    3. 自己表現のコミュニケーション能力を発揮し、子どもたちの自己表現を助けるなど、子どもに積極的に関わろうという行動力のある人材。
  2. 求める学生像

    1. 知識・技能:「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」などの告示文を理解できるために必要な基礎学力(文章読解力、漢字検定3級以上程度)、さらに高等学校での授業科目を幅広く履修し、十分な基礎学力を持つ人。
    2. 思考・判断・表現:多様な情報収集ができた上で、自分の考え・意見を作り出し、それを表現できる人。
    3. 主体性・多様性・協働性:
      • 学修の成果として保育士資格と幼稚園教諭免許状を取得し、保育者を目指す人。
      • 専門的な知識・技能の取得のため、何事にも意欲的に取り組める人。
      • 地域貢献活動やボランティア活動等に積極的に参加できる人。
      • さまざまな課題等を最後まで取り組み、期日までに作成・提出できる人。