医療科学部 作業療法学科

学科紹介動画

作業療法士とは?

病気や怪我によって体や心に障害を負った患者さまはどうやって元の生活を取り戻すのでしょうか? そのプロセスにおいて、医療的側面から支援するのが作業療法士です。作業療法士は、障害を負った体や心を治療するのはもちろん、不便になった生活を助ける道具を利用し、再び元の生活を取り戻すサポートをする医療専門職です。

本学の強み

Feature
01

主体的な学びと
成長をサポート

Feature
02

臨床で生かせる
問題解決能力を高める
多彩な演習科目

Feature
03

「知っている」から
「使える実践力」に高める
実習体制

取得できる資格/免許

作業療法士国家試験受験資格 身体、精神、発達、高齢期の障害がある人やそれが予測される人に対し、機能の回復や低下を予防するための手段としての作業の提供、対象者ができるようになりたいことなどの個別的な目的や価値に応じた作業遂行の支援及び環境への働きかけを行う専門職のための国家資格です。

活躍のフィールドと主な進路

病院(大学病院・一般病院)、診療所、リハビリテーションセンター、介護保険関連施設(介護老人保健施設・介護老人福祉施設等)、療育センター、公的機関(官公庁・保健所等)、教育研究機関・海外青年協力隊など

卒業後のキャリアアップ

認定作業療法士、専門作業療法士、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、認知症ケア専門士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、栄養サポートチーム専門療法士、健康運動指導士、児童発達支援管理責任者、福祉住環境コーディネーター、大学院進学など

Feature

臨床実習を想定した実践的な学習(客観的臨床能力試験:OSCE オスキー

OSCEはObjective Structured Clinical Examinationの略で『客観的臨床能力試験』のことを指します。医師や医学生の臨床技術を客観的に測定するために開発された試験方法ですが、近年では作業療法士養成校でも積極的に取り入れられています。OSCEは「作業療法で行う基本的な検査・介入方法が実施できるか」といった知識・技術面に加えて、「対人援助職として正しい言葉遣いや身のこなしができるか」といった態度面についても、習得状況を確認します。本学では地域に在住する高齢者にご協力いただき、日常生活の困りごとを対象者から聞き取るためのコミュニケーション能力を測る実技試験も実施しています。臨床経験の豊富な教員からのフィードバックを受けることで自身の学修課題が明らかとなり、主体的かつ能動的に臨床実践能力を高めるための学修に取り組むことができます。

学生が主体的に学び、成長できる環境と根拠に基づいた教育

本学科では、主体性は与えられて身につくものではなく、学生が自身で高めていくものと考えており、学生が主体的に何かに取り組めるように、具体的できめの細かい学修環境や学習プログラムを用意しています。客観的評価を用いた自分の特性把握や、自分の物事への取り組み方を見つめる機会、定期的な目標や「夢」の確認、高校までとは違った大学での学習につまずきやすい1年生への大学での勉強方法を学ぶ学習会、「知っている」から「使える」につなげるたくさんの演習・実習などです。本学科は、従来の大学教育に多かった教員の主観的な判断だけに頼った教育ではなく、客観的な根拠やデータに基づいた効果的な教育方法で、学生の「医療人になりたい」のサポートはもちろん、生涯にわたって使える社会人/専門職のスキルを身につけられる環境を提供しています。

課題解決能力を可視化するGPS-Academicを活用した学生指導

本学では、現代の社会において重要視されている「答えが一つではない問いに対して問題を解決する力」を測定できるGPS-Academicを採用しています。この評価は、思考力や姿勢・態度、経験といった、従来の大学教育では可視化しづらかったものを測定できます。作業療法士には、十人十色の対象者一人ひとりの人生をよくするという、明確な答えがない課題を解決する力が必要です。本学科では、作業療法士の資格をもつ教員が、このGPS-Academicを活用して面談することで、課題解決能力の向上のための課題だけでなく、学生自身が自分の強みを見つけ出します。こうした本人の強みを見つけ、伸ばすことは作業療法士がもっとも得意とする技能であり、教員が定期的に面談を実施することで、学生は自分の強みとその成長を客観的に見ることができます。学生は自分の成長から、自信をもち、主体的に学修することができ、自分らしく生きる力を伸ばすことに繋がっていきます。

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