2023年2月9日（木）に、見学実習に向けたOSCE（オスキー）を実施しました。OSCEは『客観的臨床能力試験』のことを指し、作業療法で行う基本的な検査・介入方法が実施できるかといった〈知識・技術面〉に加えて、対人援助職として正しい言葉遣いや身のこなしができるかといった〈態度面〉についても、その習得状況の確認を行います。
　今回のOSCEは、地域に在住する高齢者の方5名にご協力いただき、大切にしている作業や日々の生活について面接を通して聞き取る課題を行いました。臨床経験の豊富な教員からのフィードバックや高齢者からの助言を受け、学生は自身の課題が明確になり、解決のための行動目標を立てることができました。

OSCEを受けた学生の感想（一部）
・会話の内容に合った質問を考えることがとても難しかったけれど、自分がした質問に対して「良かったよ」とフィードバックをもらえてとても嬉しかったです。
・今回のOSCEを通して、質問ばかりではなく自分のことも話すことで対象者も気を楽にして話をすることができるのではないかと感じました。
・対象者の方が学生である私たちのことを想い、「夢」と書かれた書をプレゼントしていただいた時は本当に嬉しく、私も対象者の方にこのような想いを抱いていただけるようにしたいと思いました。

ご協力いただいた高齢者の皆さまの感想（一部）
・学生さんは皆きちんとしていて、質問してこちらの話をしっかり聞いてくれた。
・初対面にもかかわらず、顔をしっかり向けて何かを吸収しようとしてくれていた。孫のような年齢であり、緊張もしていたようだが、こういう場面をたくさん持ってほしい。きっと成長につながるはず。