学部学科トピックス

2024.02.28
児童教育学科

「はるのコンサート 2023年度卒業演奏会」を実施しました

 文学部※ 児童教育学科 音楽教育・表現ゼミナールと音楽ゼミナール18名の学生が、2月6日(火)昭和文化小劇場で「はるのコンサート 2023年度卒業演奏会」を行いました(音楽ゼミナール指導:伊藤 充子、音楽教育・表現ゼミナール指導:坪井 眞理子)。4年生はピアノ独奏、ハンドベルアンサンブル、ミュージカルと、これまでの学びの集大成を発表しました。3年生は、来年度のコンサートを見据えてハンドベルの演奏をメインにミュージカルにも参加しました。数年コロナ禍でお客様に観ていただくことができませんでしたが、今年度は、4年ぶりの規制のない有観客のコンサートとなり、自分たちの演奏表現を客観的にご覧いただく貴重な時間をもつことができました。これから、保育・教育職に就く学生にとって大きな学びの場となりました。

 

動画「2023年度はるのコンサート卒業演奏会」(抜粋)
ピアノ独奏、ハンドベル3年生、ハンドベル4年生、ミュージカル「メリーポピンズ」より


<プログラム>
第一部
1.ピアノ独奏
〇ピアノ・ソナタ(第11番)イ長調K.311(300i)第3楽章「トルコ行進曲」W.A.Mozart作曲
〇幻想小曲集 より「飛翔」Op.12-2  R.Schumann 作曲
2. ハンドベル アンサンブル(3年生)
「白雪姫」より「ハイホー」 Frank Churchil 作曲
「塔の上のラプンツェル」より「輝く未来」 Alan Menken 作曲  こいけくま 編曲
3. ハンドベル アンサンブル(4年生)
「となりのトトロ」より「となりのトトロ」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「となりのトトロ」より「さんぽ」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「魔女の宅急便」より「海の見える街」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「ハウルの動く城」より「人生のメリーゴーランド」 久石譲 作曲 柳沢昌美 編曲  
2オクターブ用再編曲 坪井眞里子

第二部
4.ミュージカル「メリーポピンズ」より
Robert B. Sherman作曲Richard M. Sherman作詞
「お砂糖ひとさじで」 本橋義健 日本語詞
「チム・チム・チェリー」あらかわひろし 日本語詞
「2ペンスを鳩に」日本語詞不詳
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」あらかわひろし 日本語詞

 

ピアノ独奏

 

ハンドベル

 

ミュージカル3・4年生合同

<学生の感想>
4年生 松元陽香さん
練習の中で少しづつ改善点を探して良いものにしようという気持ちを持って、意見を出しながらこのメンバーで卒業演奏会を行うことができてよかったと考えます。みんなで協力して一つのものを作ることは保育職についてからも必要となるため、この経験を生かして頑張りたいと思いました。

4年生 平岩花音さん
これまでの経験や、練習を含めた卒業演奏会を通して、「表現すること」の難しさも楽しさも前以上に知ることができました。この経験から学んだことや培った表現力を、今後、自分の保育に活かしていきたいです。

3年生 平野夕葉さん
これまで経験した児童館や図書館での演奏と異なり、舞台に立って大勢の方に見ていただいたからこそ得られる学びや経験が数多くありました。また、アナウンスや受付を始めとする裏方の動きも一から自分たちで行うという貴重な経験もすることができました。来年は私たちが主体となり演奏会を作り上げることになります。来年に向けてさらに練習を重ね、先輩方のようによいものを作りたいです。


<指導教員より「卒業演奏会を終えて」>
音楽は時の芸術であり、その一瞬のために練習を重ねること、またホールという空間で聴いて下さるお客様と時間と空間を共有する体験は、音楽に関わる者にとって何事にも代え難い貴重な幸せな瞬間となります。「音楽の本質を、身をもって体験して欲しい」それが私たち指導者の願いです。またこうした本番なくしては、音楽を語ることはできません。コロナ禍で無観客でのコンサートが続いていましたが、毎年その思いの丈を演奏に繋げてきました。今年は有観客で実施したいという学生の願いもあり、お客様をお迎えしてのコンサートとなりました。未熟ではありますが、学生達は表現することの尊さを示してくれました。児童教育学科 音楽関連ゼミナールでは、ボランティア活動、コンサートでの演奏活動を通した実践を礎とし、保育・教育現場での表現力・実践力、教育力を身に付けることに重きをおいています。今後もこの活動を継続していく所存です。 

(教授 坪井 眞里子)

※令和6年4月より、児童教育学部へ名称変更。

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